PTFE 技術仕様書

PTFE 技術仕様書 – フッ素樹脂の特性

項目 単位 ASTM
試験法
PTFE PFA PCTFE PVDF FEP PEEK
(4F) (3F) (2F) (4-6F)
物性 比重   D792 2.14~2.20 2.12~2.17 2.1~22 1.75~2.17 2.12~2.17 1.31
融点 oC   327 302~310 210~212 170 253~282 340
機械的性質 引張強度 Kg/cm2 D638 280~350 320 315~420 400~520 200~320 1142
伸び % D638 200~400 280~300 80~250 100~300 250~330 20
圧縮強度 Kg/cm2 D695 120 - 320~520 600 150  
衝撃強度 Kg*cm/cm D256 16.3 損傷なし 13.6~14.7 19.6~21.8 損傷なし 損傷なし
ロックウェル硬さ ロックウェル硬さ D782 R25 - R75~95 R100~115 R25 R126
ショア硬さ ショア硬さ D1706 D55 D60 D90 D80 D55 D85
静摩擦係数   - 0.05 - 0.25 0.1    
動摩擦係数   - 0.1 0.2 0.37 0.1 0.3 0.4
熱的性質 熱伝導率 104cal/cm.
sec. 
oC
C117 5.9 6.2 4.7~5.3 3 6  
線膨張係数 106/oC D696 9.9(23~66oC) 12(21~100oC) 4.5~7.0 8.5 8.3~10.5
(-73~71oC)
 
作動温度 oC   260 260 150~180 150 200 300
電気特性 体積抵抗率 Ω・cm D257 >1018 >1018 12*1018 20*1014 >1018  
表面抵抗率 Ω D257 >1016 >1016 - - >1016 >1013
絶縁抵抗率 肉厚1/8" Kv/mm D149 16~24 20~24 20~24 10.4 20~24 24
耐久性 耐科学性   D543 優秀 優秀 良い 良い 優秀 良い
燃焼性 % D635 燃えない 燃えない 燃えない 自己消化 燃えない 燃えにくい
浸透性 % D570 <0.01 0.03 0 0.04 <0.01 0.1
追記:PEEKはフッ素樹脂ではないが、高圧かつ高温の環境下の物性を比較するために乗せました。      


フッ素樹脂の種類と耐化学薬品性の比較

分類(名称) 分子構造
(分子ごとに含まれるフッ素の量)
融点と作動温度 耐化学薬品性
PTFE ptfe-chemical-formula
融点 327oC
最大作動温度 260℃

科学的安定性が高い。PTFE は大多数の化学品と溶剤に化学反応を起こさないが、融解アルカリ金属に対しては弱い。そして、PTFEは高圧かつ高温の環境下でCIF3. OF2などフッ素ガスとフッ素化合物に化学反応を起す

ETFE etfe-chemical-formula
融点 270oC
最大作動温度 150℃

PTFE並みの耐化学薬品性を持つが、硝酸に簡単に腐食される。

ECTFE ectfe-chemical-formula
融点 240oC
最大作動温度 150℃

高結晶質の高分子材料で、優れた浸透性を持つ。

PFA pfa-chemical-formula
融点 302~310oC
最大作動温度 260℃

PTFE並みの耐化学薬品性を持ち、より優れた機械的清潔性も有する。

FEP fep-chemical-formula
融点 253~282oC
最大作動温度 160℃
PTFE並みの耐化学薬品性を持つが、PTFEより最大作動温度が低い。
PVDF pvdf-chemical-formula
融点 170oC
最大作動温度 130~150oC

発煙硫酸、高温硫酸そして100℃以上の水酸化ナトリウムなどに簡単に溶解される。その他、PVDFは強溶剤のアセトン、ケトン、DMA、アセトアミドもしくはn-ブチルアミンなど極度なアルカリ性を持つ第一級アミンに化学反応を起こすと膨れるが溶解される。